ものづくり

LINEに画像を送ると文字起こししてくれる「文字起こし君」を自作しました

少し前に以下ツイートで話題になった、LINEに画像を送ると文字起こししてくれる「文字起こし君」。

すごい!と思いつつ、紹介記事を見てみると意外と仕組みは簡単。ということで、「文字起こし君」を自作してみました。

仕組み

  • LINEで画像を送る
  • Google Apps Scriptで画像を受け取り、Google Cloud Visionを使って画像から文字起こしする
  • 文字起こし結果をLINEに返信する

LINEでメッセージのやりとりを行うために、LINE Messaging APIを使います。

Google Apps Scriptはブラウザ上で操作するWebサーバのようなものです。サーバレスでプログラムが実行できるのがいいですね。

Google Cloud Visionは、画像から文字起こししてくれるものです。Googleすごい!

どれも無料で使えますよ。

事前準備

作者様(@never_be_a_pm)の解説記事の事前準備①〜③を行いましょう(今回作成する文字起こし君では、事前準備④は不要です)。丁寧でわかりやすいです。

事前準備、以上!(人任せ)

コードを書く

以下コードを事前準備で作成したGoogle Apps Scriptに貼り付けるだけです。簡単ですね。

LINEのアクセストークンとGoogle Cloud Vision API Keyは自身のものと置き換えてください。

あとは、「文字起こし君」をLINE友達登録して画像を送信すればOKです。

最後に、作成した「文字起こし君」を載せておきます。以下のQRコードからLINE友達追加してみてください。

よくある質問

「文字起こし君」作成にあたり、つまづきそうなところをまとめました。

LINEでメッセージを送るたびに定型文が返信される

メッセージありがとうございます

申し訳ございませんが、このアカウントでは個別のご返信ができないのです

次の配信をお楽しみに

この定型文が不要な場合、以下設定を行いましょう。

LINE Developers > 「プロバイダー」 > 対象のMessaging APIを選択 > 「チャネル基本設定」 > 自動応答メッセージを「利用しない」に設定すればOKです。

Google Apps Scriptを更新しても反映されない

Google Apps Scriptのメニューの「公開」 > 「ウェブ アプリケーションとして導入」を選択し、プロジェクトバージョンを「新規作成」にして更新すればOKです。

文字起こし君が急に使えなくなった

おそらく各サービスの無料枠を使い切ったからだと思います。どのサービスも無料枠を使い切るとサービスが使えなくなるだけで課金はされないので安心です。

  • LINE Messaging API:追加可能友だち数 -> 50人(Developer Trialプランの場合)
  • Google Apps Script:URLFetchの呼び出し -> 20000回/日
  • Google Cloud Vision API:ドキュメント テキスト検出 -> 1000回/月

各サービスの料金プランについては、以下公式サイトをご覧ください。

まとめ

LINEに画像を送ると文字起こししてくれる「文字起こし君」の作り方をご紹介しました。

使ってみるのも面白いですが、自分で作ってみるのはもっと面白いですね!

参考リンク

-ものづくり

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