MacでPythonの環境構築をしたときのメモです。
Pythonは2系と3系で互換性がないので、使用するライブラリやプロジェクトによって複数のバージョンを使い分ける必要があります。そこで今回は、Pythonのバージョンを簡単に切り替えられるpyenvを使って環境構築を行いました。
Homebrewをインストールする
HomebewはMacのパッケージ管理ツールです。Homebewを使うと、ターミナルからコマンドを実行するだけでソフトウェアのインストールが簡単に行えます。インストール方法については、以下記事をご覧ください。
Homebrewとは?インストール方法や使い方をわかりやすく説明します - Reasonable Code
pyenvをインストールする
以下コマンドで、pyenvをインストールします。
引き続き、以下コマンドで、pyenvの初期設定を行います。
これでpyenvを使う準備が完了しました。ここからはpyenvの使い方をメモしておきます。
pyenvの使い方
Pythonをインストールする
pyenv install XXXでPythonをインストールします。XXXはインストールしたいPythonのバージョンを指定します。インストールできるPythonのバージョンはpyenv install -lで確認できます。
今回は、Pythonのバージョン2.7.15と3.7.1をインストールしました。
使用するPythonのバージョンを指定する
pyenv versionsでインストール済みのPythonのバージョンを確認します。*が付いているものが現在使用しているPythonのバージョンです。systemは、MacにデフォルトでインストールされているPythonのことです。
使用するPythonのバージョンを指定する場合は、pyenv globalかpyenv localコマンドを使用します。
今回は、システム全体で使用するPythonのバージョンを2.7.15、カレントディレクトリ内で使用するPythonのバージョンを3.7.1としました。ちなみに、pyenv globalとpyenv localの両方を指定した場合、pyenv localの設定が優先されます。
Pythonのバージョンを切り替えたときは、以下コマンドで現在のバージョンを確認しておきましょう。
まとめ
MacでPythonの環境構築をしたときのメモでした。pyenvを使うと簡単にPythonのバージョンが切り替えられました。pyenv、おすすめです。